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深夜の残業

長時間労働で倒れて入院したことがあるえだ(@edamameoomori)です(^ω^)

あの時は死んだかと思いました。(遠い目…

 

なかなかそんな経験がある人っていないですよね。

 

もしそんな人が近くにいたら助けてあげてほしいな…と思って、倒れた経験がある立場からの記事を書いてみました。

長時間労働かどうかは別にしても、今は5月病が発症する時期ですし。

 

2016年くらいから政府主導で「働き方改革」が進められており、各社での労働環境問題はかなり改善されているようですが、まだまだ過酷な労働環境下にいる人は多いと思います。

 

 

最近こういうの多いですよね。

Webサービスのメンテナンスといえば深夜が普通だと思ってたんですが、労働者の働く環境は少しずつ改善されてきてるのかな?

 

<追記>

これTwitterの友人から教えてもらいました。

最近はメンテ後問題が発生した場合その検知(報告)が早いのと、全力でデバッグ対応可能なリソースが十分にある日中時間帯にやることが多いらしいです。

<追記ここまで>

 

長時間労働ってどれくらい?

厚生労働省サイトの長時間労働削減に向けた取組を調べました。

長時間労働とは1ヶ月に80時間を超える時間外労働のことを言うそうです。

 

土日が休みだとすると、月の営業日は約20日なので…

80÷20=4

1日4時間残業するという計算になります。

 

終業時間が18:00だとすると、毎日22:00まで残業するということになりますね。

 

この月80時間の時間外労働は「過労死ライン」とも言われています。

過労死ラインは80時間(月に20日出勤とすると、1日4時間以上の残業・12時間労働)とされています。これは、健康障害の発症2~6ヶ月間で平均80時間を超える時間外労働をしている場合、健康障害と長時間労働の因果関係を認めやすいという目安です。

 

ちなみに私が倒れて入院した時は、月に200時間(※)残業してました…

2.5倍…

生きててよかった…

 

※平日は7:00〜24:00の休憩なし&休日も土日のどちらかは出勤してました。

 

長時間労働で倒れる人の心境

残業

長時間労働で倒れる人の心境について、自分の経験をもとに書きます。

 

本人はその異常さに気づいていない

異常な長さの残業をしているなんて、全く気づいていませんでした。

本音を言うと、気づいていないどころか、その状況に酔っていました。(←救いようがないな!)

妻に「無理せんといてな…」と心配されても、無理してがんばってる自分がカッコイイとさえ思っていました(←ほんと救いようがないな!)

 

どれだけ残業してても、「テッペン(※)超えてからが本番や!」とイキってましたね。ええ。

 

※深夜0時のことを意味する業界用語。時計の針のイメージから。

 

倒れる寸前までいつも通り働いていた

徐々に体調が悪くなっていくのではなく、前兆もなくある日突然のことでした。

早朝7:00の会議が終わり、席に向かっている途中に倒れました。

気がつけば病院のベッドの上で点滴を打たれてました。

 

そもそも、早朝7:00に会議が入っていること自体が異常なのですが、当時は何とも思ってなかったですね。

夜はみんなの時間が合わないけど、早朝ならみんな空いてるよね?名案!…ってくらいの感覚。

 

長時間労働で倒れると、その後の社会人生活はどうなるのか

NO

ここから、倒れてしまって休職した人のやりきれないような現実を書いていきます。

私はその後何とか転職できましたが、けっこう絶望的です。

 

自分自身のこと

体力の回復に約1ヶ月かかりました。

突然ベッドで寝たきりになると、体力がガクンと落ちます。

その後、入院前と同じように動けるようになるには約1ヶ月かかりました。

家の中を動くだけで息切れするぐらいだったので、もう自分の人生終わったのかなと思ったほどでした。

まずは散歩から始め、徐々にジョギング、筋トレ…と負荷をかけていきました。

リハビリですね。

 

会社での対応

これ最悪です。今までのようにそのまま働けるということは出来ません。

 

会社としては、やはり腫れ物に触るような対応になってしまいます。

残業は一切させてもらえないし、仕事量ももちろん減ります。

そしてもちろん、給料もカットされます。

もう大丈夫だと言っても、毎月産業医と面談をさせられます。

経営者目線で考えれば当たり前のことですし、仕方ないんですけどね。

 

そんな労働環境で働くので、同じ会社にいながらにして、健康的な暮らしを取り戻せるのですが、社内での昇進とは無縁になってしまいます。

早く帰らせてもらえるので、割り切ってそのまま働くのもアリですが…

 

保険に加入できなくなる?住宅ローンも組めない?

住宅ローン

私の場合は精神的なものではありませんでしたが、精神的な疾患と診断されてしまうと新規で保険に加入できなくなったり、住宅ローンを組めなくなります。

とても失礼な話なんですが、自殺や怪我、生活習慣病のリスクが高いからという理由だそうです。

 

転職面接で不利

転職面接の際は、転職理由を必ず聞かれます。

ネガティブに捉えられると、

「せっかく採用しても、また休職していまうのではないか」

「他の社員に悪影響はないか」

と思われてしまい、転職活動では不利になってしまいます。

 

私の場合は、もう隠してもしょうがないので堂々と

「働きすぎて倒れちゃいました!」

と開き直って説明し、なんとか乗り切ることが出来ました。

 

過労で倒れそうな人を見つけたらどうするべきか

休憩

本人はきっと大丈夫と言いますが、まずは休息を取らせましょう。

疲れすぎて落ち着いた判断力も失っていると思います。

 

気分転換に友人と飲みに行かせるのもいいと思います。

自分の置かれている労働環境を客観視できるので。

 

また、仕事より大切なものを思い出させるのもよいと思います。

家族

私は倒れてから気が付きましたが、自分の子供の成長に全く気がついていませんでした。

 

「私が家族を犠牲にしてまで働いてきたこの仕事は、家族より大切だったのか?」

 

と、やっと気づくことが出来ました。

仕事は休んでも代わりにやってくれる人がいますが、妻にとっては唯一の夫であり、子供にとっては唯一の父親です。

 

自分だけは大丈夫と思わない

私は新卒からずっとインターネット系のスタートアップ企業で働いていたので、倒れる人なんて珍しくありませんでした。

それが原因で会社に来なくなったり、辞めたり…

半年に1人くらいはそんな人がいた気がします。

 

そんな人たちを見て

「弱いやつだな…」

と思っていたのが当時の正直な気持ちです。

 

実際に私が倒れた時も、同じくらい残業をしている同僚はいました。

私自身も若い頃からずっとそんなスタイルで働いていたので、まさかこんなことになるとは思いませんでした。

認めたくないですが…いつまでも若いわけではないのです。

いつまでも無理は出来ません。

 

残業がそもそも悪である

会社に行くのが憂鬱

「俺達が若い頃はもっと残業していた」

「最近の若い者は…」

などの意見もまだまだあると思いますが、もう時代が変わっているのです。

政府主導で働き方改革を進めているくらいなので、もう残業がそもそも悪であるという考え方に改めるべきです。

 

仕事のために生きているのか、プライベートのために生きているのか。

0か100かではなく、その配分は人それぞれだと思います。

 

どうか、大切なものを失わないよう、お気をつけて。

 

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えだ

2014年にアフィリエイトを開始。その後、法人のSEOコンサルも始めて、サイト制作も始めたらわけがわからなくなりました。 詳しいプロフィールはこちら